中学生や高校生の頃だと、体育で突然懸垂をやらされることがありませんか?そんな体験をした(している?)方が多くいるかと思います。
大人になってしまえば殆ど考えることも無いかもしれませんが、筋トレをやっているとほぼ確実に気になるものと言えば「一体懸垂の回数はどれくらい出来れば良いのだろう?」ということではないでしょうか?
実際、懸垂の回数を考えてみたものの、よく分からないのが一般的な懸垂の平均回数です。
学生であれば、周りを見渡せば大体の懸垂の平均回数は把握できたものの、いざ一般的なものを探してもあまり情報が出回っていません。
そんな状況だと、比較する懸垂の平均回数がないので目標を立てるのが難しくて、懸垂の回数をどこまで増やすべきかも分からなくなってしまします。
そんなわけで今回は、懸垂の平均回数を大まかな年齢グループに分けてご紹介していきます!
さらに、懸垂の回数をふやすコツも簡単にご紹介します。(尚、今回ご紹介する懸垂の平均回数は男性の数値になります。女性のものは確認なかったので、ご了承ください)
懸垂の平均回数:子供(小学生)
6歳〜12歳までの小学生の場合、特に筋トレをしている子供は殆どいないと思いますが、一般的にはその年齢グループが出来る懸垂の平均回数は1〜2回だと言われています。
その中でも6歳〜9歳の男子が出来る懸垂の平均回数は1回であり、10歳〜12歳になると2回が平均回数となります。
もし、今これをご覧のあなたが大人の男性で懸垂を2回も出気なかったとしたら危機感を感じた方がいいかもですよ!
懸垂の回数を増やす方法を後ほど説明しますので、そちらを必ず参考に頑張りましょう。
懸垂の平均回数:青少年(13歳〜18歳)
13歳〜19歳の青少年になると、毎年懸垂が出来る平均回数も爆発的に増えて行く傾向にあります。
まず、13歳の男子の場合、3回が平均的な懸垂の回数となるようで、14歳になるとその回数が5回までと飛躍的に上昇します。
そして、15歳になると6回が懸垂の平均回数となり、16〜17歳だとさらに一回多くなり、7回が懸垂の平均回数となるようです。
また、多くの18歳の男子が8回程度は懸垂を出来るようになってきます。
この年齢だと、生活習慣や環境、部活や行っているスポーツの種類、そして筋トレなどによって大きな差が出てくる頃です。
そして、何といっても男子の場合はテストステロンの分泌が活発になり、筋肉の発達も目覚しくなる頃ですよね?
これを読んでいてご自身でも経験がある人も多いのではないでしょうか?
ちなみに、社会人の場合、この青少年の懸垂の平均回数に届かない場合も出てくるかと思いますが、40代前半くらいまでであれば多くの場合、原因はメタボにあるかと思うので、出来る懸垂の回数を増やすためにもまずダイエットをして、そして筋トレも取り入れていきましょう。
懸垂の平均回数:大人(19歳以上)
19歳以上の男性となると、懸垂の平均回数は8回が基準となってきます。
この数字はもちろん、年齢グループによっても変わってくるので、8回懸垂を出来なかったからといって、すぐに悲観する必要はありません。
筋肉の減少は30歳を境に始まると言われていますが、特に30歳を過ぎた辺りから、筋トレを全くやっていない人は筋肉の衰えを感じてくるかもしれません。
そして、30歳前後から人によっては徐々に脂肪の増加によって体重も増えてくるでしょう。
そのため、懸垂の平均回数も31歳を超えた年齢グループから少しずつ減少し始める傾向にあるようです。若い体を維持するためにも、懸垂の回数を増やす筋トレをしていきましょう!
ちなみに懸垂の世界記録って?
参考までに懸垂の世界記録をご紹介すると、1分間に行った懸垂(順手)の記録は42回で、1時間だと1009回なんていうとんでもない回数もありますよ!
他にももっと恐ろしい懸垂の世界記録が沢山あるので、興味がある人は懸垂の世界記録を確認してみてください。
懸垂の平均回数まとめ表
懸垂の平均回数をまとめると次の表の通りです。
年齢グループ | 平均回数 | |
---|---|---|
子供 | 6~9歳 | 1回 |
10~12歳 | 2回 | |
青少年 | 13歳 | 3回 |
14歳 | 5回 | |
15歳 | 6回 | |
16~17歳 | 7回 | |
18歳 | 8回 | |
大人 | 19歳以上 | 8回 |
懸垂の回数を増やすコツ
それでは、最後に懸垂の回数を増やすコツを見ていきましょう。人それぞれに必要なコツがあるかと思うので、参考にして背中の筋トレを頑張ってみてください。
体重を減らす
懸垂の回数を増やすのに苦労している多くの人の共通項に、メタボがあります。
特に社会人になると、オフィスワークが多くなったり、会食が多くなったりと、太る基盤が出来る上に、運動不足がそれに拍車を掛けます。
体重が重ければ、同じ筋肉量しかなかった場合、体重が軽い人と比べて少ない回数しかできないのは当たり前です。
その為に、懸垂の回数を増やすために筋トレを頑張ると同時に、体重を減らしていくことも念頭にトレーニングをしていきましょう。
そもそも懸垂の回数を増やすと行っても、懸垂が一度も出来ないんじゃ、回数を増やすどころではないですもんね?
先ずは逆手から始めてみる
順手で懸垂を行うより逆手で懸垂(チンニングと呼ばれている)を行う方が、前腕の力を利用しやすく、体を上へ持って行きやすくなります。
基本的には順手で行うことを目指すべきですが、最初は握力や前腕の筋肉の力を利用して懸垂に必要な背筋の使い方などを覚えていくと良いでしょう。また、そのためにも、握力の筋トレや前腕の筋トレをしておくこともおすすめです。
斜め懸垂から始めてみる
いきなり全体重を使った懸垂は難しい!と、感じているのであれば、最初は斜め懸垂という筋トレから試してみてはいかがでしょう?
斜め懸垂であれば、ある程度体重を足で支えながら行える筋トレなので、どんなに太っていようが、どんなに筋肉量が少なかろうが誰だって出来る初心者用の筋トレです。
懸垂の回数を増やす以前の状態であれば、まずは斜め懸垂から試してみましょう。
サポーターを使う
懸垂の回数を増やす時に一番の障害になるのが、背筋は疲れていなけど握力や前腕が疲れてしまうということでしょう。
そのために、もちろん握力や前腕の筋トレを行っておくことは重要ですが、それに気を取られすぎて、結局懸垂に対してのやる気を失いかねません。
そうならないためにも、握力の補助効果のある、懸垂用のサポーターを活用して懸垂の回数を増やしていくこともおすすめです。
まとめ
筋トレをやっているとどうしても無視できない懸垂。その平均回数がわかったところで、ようやく具体的な目標を立てやすくなったのではないでしょうか?
もし、今懸垂を平均回数こなせないのなら、すぐにでも懸垂の回数を増やすコツを再確認して筋トレに励んでみましょう!